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アニマルズ(The Animals)は、イギリスのロックバンドである。1960年代半ば、ビートルズなどと共に世界的に人気を博した。アメリカでは、いわゆるブリティッシュ・インベイジョンの代表格のひとつと見なされている。アメリカのブルースに根ざした作風が特徴的で、ロックシーンにも多大な影響をもたらしたバンドである。60年代後半には、サイケデリック・ロック的な作品も発表した。 ヴォーカルのエリック・バードンが「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第57位にランクインしている。 1963年、イギリスのニューキャッスルでエリック・バードン(ヴォーカル)、アラン・プライス(オルガン、ピアノ)、ヒルトン・ヴァレンタイン(ギター)、チャス・チャンドラー(ベース)、ジョン・スティール(ドラム)の5人で結成。バンド名の由来として最も有力なのが、ライブがあまりにもワイルドだったため、観客から「Animal!」という声が多くかかったことから、メンバー自ら名乗るようになったというエピソードである。 音楽性はブルース色が非常に強く、ジョン・リー・フッカーの「Boom Boom」などをコピーしている。対照的に、シングル曲にはヒットを意識してブリル・ビルディング系の作曲家の作品が多く取り上げられる。 多数のヒット曲の中、「The House Of The Rising Sun(邦題は「朝日のあたる家」)」が最大のヒット曲として知られている。これはアメリカの伝統的なフォーク・ソングを、ブルース的な解釈でカバーしたものである。 また、「朝日のない街」は、全英2位に輝き、ヴァン・ヘイレンなどもカバーした。 同じ時期に活躍していたこともあり、ビートルズとも仲が良かった。チャス・チャンドラーは、ジミ・ヘンドリックスを見出したことでもよく知られている。 1966年に解散した後、本拠地をサンフランシスコへ移し「エリック・バードン&ジ・アニマルズ」として再始動し、グレイトフル・デッド、ジェファーソンエアプレインなどとシスコ・サウンドと呼ばれるようになる。1968年の曲「スカイ・パイロット」は、サイケ系の反戦歌と認識されている。この時期のメンバーとして、ザ・ポリスのギタリスト、アンディ・サマーズが在籍していた。 1968年、来日ツアーは、ビザ取得に困難だったため本来9月の予定が11月に延期される。 日本でのプロモーターは彼らが全く面識のないヤクザで、ツアー開始数日前にバンドのマネージャーが誘拐される。マネージャーはヤクザに銃を頭に向けられて、来日の延期で損失した金額を要請させられる。借用書に$25,000 の金額を記入するが、ヤクザの誰も英語を読むことが出来なかったため、脅迫されて書いたものであると付け加えられていた。ヤクザはマネージャーを解放し、次の日にはバンドメンバーと共に出国しないと殺すぞと警告した。彼らはツアー用機材を全て残して、直ちに日本を去らなくてはならなかった。羽田空港に着くなりエリックはいきなり解散声明を行った。 1975年及び1983年に、オリジナルメンバーで一時的に再結成した。1994年に、ロックの殿堂入りを果たした。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アニマルズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Animals 」があります。 スポンサード リンク
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